ネイリストの給料は、雇用形態、地域、経験、技術力、勤務時間、歩合や各種手当によって変わります。求人を比べるときは「平均年収」だけで判断せず、基本給・固定残業代・歩合・指名バック・社会保険・休日までセットで確認することが大切です。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」に掲載された令和7年の統計では、ネイリストに対応する主な職業分類の全国年収は353.9万円、1時間当たり賃金は一般労働者1,725円、短時間労働者1,241円です。また、令和6年度のハローワーク求人賃金は月額23.9万円と掲載されています。
注意:job tagは、掲載する統計が必ずしもネイリストだけの数値を表すものではないと説明しています。年収には賞与や残業代が含まれる場合があり、求人賃金は実際の手取り額ではありません。また、ここで紹介する統計値はBARONの給与額や求人条件を示すものではありません。数値は相場を考えるための参考として、応募先の最新求人票と労働条件通知書を必ず確認してください。

ネイリストの給料・年収の目安
公的統計で確認できる数値
- 年収:353.9万円(令和7年・全国)
- 1時間当たり賃金/一般労働者:1,725円(令和7年・全国)
- 1時間当たり賃金/短時間労働者:1,241円(令和7年・全国)
- ハローワーク求人賃金:月額23.9万円(令和6年度・全国)
一般労働者の1時間当たり賃金には残業代や賞与が含まれ、短時間労働者の数値には含まれないなど、集計条件が異なります。年収353.9万円を単純に12で割った金額が毎月の基本給になるわけではありません。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「ネイリスト」(2026年7月22日確認)
年収353.9万円を月収換算すると?
年収353.9万円を単純に12か月で割ると、1か月当たり約29.5万円です。ただし、これは毎月の基本給や手取りを表す数字ではありません。年収には賞与や残業代などが含まれる場合があり、支給時期にも差があります。
- 月給・基本給:毎月の給与の土台。固定残業代や手当が含まれているかを確認する
- 額面:税金や社会保険料などが引かれる前の支給額
- 手取り:額面から税金・社会保険料などが控除された後の金額
- 年収:月給だけでなく、賞与・残業代・各種手当などを含む場合がある年間の総支給額
「平均年収を12で割った額が毎月振り込まれる」と考えず、応募先の求人票で基本給・固定残業代・賞与の有無・歩合の条件を分けて確認してください。
ネイリストの平均年収がサイトごとに違う理由
ネイリストの年収を検索すると、ページによって異なる数字が表示されます。これは必ずしも、どれか一つが間違っているという意味ではありません。調査対象と計算方法が違えば、結果も変わります。
| データの種類 | 主な対象 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 公的な賃金統計 | 対応する職業分類で働く人 | ネイリストだけの集計とは限らず、賞与や残業代を含む場合がある |
| 求人情報の給与統計 | 掲載中の求人票 | 実際に働いている人の支給実績ではなく、募集条件を集計した数字 |
| アンケート・自己申告 | 回答した就業者 | 回答者数、地域、経験、雇用形態によって結果が変わる |
比較するときは、金額だけでなく「何年のデータか」「全国か地域別か」「正社員だけか」「賞与を含むか」まで確認しましょう。本記事では、出典と集計上の注意が確認できる厚生労働省job tagの数値を中心に掲載しています。
求人票から想定年収を確認する3ステップ
- 固定部分を確認する:基本給と毎月必ず支給される手当を分ける。固定残業代が含まれる場合は、対象時間と超過分の扱いも確認する
- 年間で支給される項目を確認する:賞与は「支給実績」なのか「制度がある」だけなのかを区別し、昇給・資格手当・役職手当の条件も読む
- 変動部分を別に考える:歩合や指名バックは、計算対象・支給条件・入客状況で変わるため、保証された固定給と同じ扱いにしない
求人票だけで分からない場合は、応募前または面接時に質問して構いません。大切なのは、歩合率の高さだけでなく、無理なく働き続けられる勤務時間・休日・研修・社会保険まで含めて判断することです。
ネイリストの給与を決める主な要素
基本給・時給
毎月の給与の土台です。正社員では月給、アルバイト・パートでは時給で示されることが一般的です。試用期間中に金額が変わる場合は、期間と条件も確認しましょう。
技術売上の歩合
本人が担当した施術売上に応じて支給される仕組みです。「売上全体に対する割合」なのか「一定額を超えた分に対する割合」なのかで計算結果が変わります。歩合率だけでなく、計算対象と支給条件の確認が必要です。
指名バック
指名料の全部または一部が担当者へ還元される仕組みです。指名1件ごとの定額制、指名売上に対する割合制など、店舗によってルールが異なります。
店販売上・役職・資格などの手当
ネイルオイルなどの店販、店長・教育担当などの役職、資格、通勤、住宅などを対象に手当が付く場合があります。名称が同じでも支給条件は会社ごとに異なります。
歩合や指名バックの読み方は、ネイリストの歩合・指名バックとは?求人票で確認したい給与の仕組みでも詳しく解説しています。
雇用形態による収入の違い
正社員
基本給に加えて、歩合、手当、賞与などが設定される場合があります。収入の金額だけでなく、社会保険、休日、有給休暇、残業代、研修制度も含めて比較しましょう。
アルバイト・パート
時給制が中心です。地域別最低賃金を下回ることはできません。現在の最低賃金は都道府県ごとに異なり、改定されるため、応募時点の金額を厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」で確認してください。
業務委託・フリーランス
売上から報酬を受け取る契約が多く、雇用契約とは扱いが異なります。材料費、場所代、決済手数料、集客費、税金、社会保険などを自分で負担する場合があるため、売上と手取りを同じものとして考えないことが重要です。
求人票で必ず確認したい項目
- 基本給または時給:試用期間中の金額も含めて確認する
- 固定残業代:含まれる時間数と超過分の支給方法を確認する
- 歩合・指名バック:対象売上、計算方法、支給時期を確認する
- 各種手当:交通費、資格、役職、店販などの条件を確認する
- 勤務時間・休憩・休日:シフト例だけでなく実際の労働条件を確認する
- 社会保険:加入条件と雇用形態を確認する
- 研修・練習:研修期間、費用負担、練習時間の扱いを確認する
- 業務範囲:施術、接客、清掃、在庫管理、SNS、教育などを確認する
面接時の身だしなみや持ち物は、ネイリスト面接の服装・髪型・ネイルは?当日の持ち物も参考にしてください。
収入を上げるために大切なこと
- 施術品質を安定させる:仕上がりだけでなく、持ちや安全性、時間管理も意識する
- 対応できる技術を増やす:ジェル、長さ出し、スカルプ、アート、ケアなど得意分野を広げる
- 再来・指名につながる接客を身につける:要望の確認、提案、ホームケア説明まで丁寧に行う
- 施術時間と生産性を改善する:速さだけを優先せず、品質を保ちながら時間を整える
- 教育・管理業務を担えるようになる:後輩指導や店舗運営を担当できると、役割の幅が広がる
資格や技術力が必ず一定額の昇給を保証するわけではありません。評価制度や給与条件を確認し、自分が目指す働き方と合う職場を選ぶことが大切です。
よくある質問
ネイリストの平均年収はいくらですか?
job tagに掲載された令和7年の対応職業分類の全国年収は353.9万円です。ただし、ネイリストだけを集計した数値とは限らず、地域・年齢・経験・勤務形態などで差があります。
未経験でも働けますか?
募集条件はサロンごとに異なります。job tagでは、入職時に特定の学歴や資格が必須とはされていない一方、専門学校などで技術を身につけるのが一般的と説明されています。未経験可の求人でも、研修内容やデビュー基準を確認しましょう。
歩合が高ければ収入も高くなりますか?
歩合率だけでは判断できません。基本給、歩合の対象売上、入客数、指名料、控除される費用、最低保証の有無などを合わせて確認する必要があります。
額面と手取りは同じですか?
同じではありません。雇用されている場合、税金や社会保険料などが控除されます。業務委託では、経費や税金などを自分で管理する必要があります。
BARONのネイリスト求人を確認する
転職や就職は、給与だけでなく「自分の技術を生かせるか」「無理なく続けられるか」も大切です。まだ応募を決めていない段階でも、まず募集要項で勤務地・働き方・応募条件を確認できます。
NailSalon BARONの募集店舗、雇用形態、給与条件、応募資格は募集時期によって変わります。この記事の一般的な統計ではなく、必ず採用ページに掲載している最新情報をご確認ください。
まとめ
ネイリストの給料を比較するときは、平均年収だけでなく、基本給・歩合・指名バック・残業代・手当・休日・社会保険まで確認することが重要です。公的統計は全体像を知る参考になりますが、実際の待遇は勤務先によって異なります。応募前に最新の求人票を読み、分からない条件は面接や応募前の問い合わせで確認しましょう。
最終更新:2026年7月22日。統計値は厚生労働省job tagおよび地域別最低賃金の公表情報を確認して記載しています。

