• ネイリストの業務委託って稼げるの?
  • 業務委託のネイリストとして働くと給料相場はどれくらい?
  • 業務委託のネイリストとして働く際のメリットやデメリット、注意点を知りたい

ネイリストとして働こうと考えている人の中には、業務委託という働き方が気になっている人も多いのではないでしょうか? 

ネイリストの求人を探していると「業務委託OK」というものも多く見かけるようになり、最近ではフリーランスのネイリストとしてネイルサロンで働く人も多くなってきました。

そこで今回の記事では、業務委託のネイリストという働き方について、そもそもどのような働き方になるのか、メリットやデメリット、注意点などがあるのかについて解説していきます。

最後には「ネイリストとして向いている人の特徴と向いていない人の特徴」についても紹介しているので、業務委託として働くか悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね♪

ネイリストで業務委託という働き方はできる?

ネイルをしている様子

そもそもネイリストという職業で、業務委託という働き方はできるのかという基本的なところから解説していきます。

そもそもネイリストの業務委託とは

まず前提として、業務委託というのは「お店やサロンと雇用関係を結ぶことなく仕事の依頼を受けて、一定の成果を提供し給料を受け取る」という働き方です。

一般的なネイルサロンの正社員として働く場合、会社との間で雇用契約を結ぶことになりますが、業務委託として働く場合は雇用契約ではなく「個人事業主」として対等な形で業務委託契約を結ぶことになります。

正社員とは異なるので、一定の成果を出していれば毎日通勤する必要もなく、自分の都合が良い時に現場に行って仕事をすることなども可能です。

お店によって業務委託できるか異なる

ネイルサロンでは、業務委託契約という形でネイリストを採用している店舗も多いです。

しかしお店によっては業務委託はNGという場所もあります。そのため業務委託としてネイルサロンで働きたいと考えている人は、まず希望している会社やお店で業務委託という形での採用を行なっているか確認する必要があるでしょう。

ネイリストで業務委託として働くメリット

ネイルをしている様子

ネイリストとして業務委託という形で働くメリットは、以下の3つです。

  1. 時間や場所に縛られることなく働ける
  2. 高収入を得れる可能性がある
  3. 独立・開業のきっかけになる

それぞれ順番に詳しく解説していきます。

1.時間や場所に縛られることなく働ける

業務委託は正社員と異なり、一定の成果さえ出していれば出勤の義務などはありません。そのため時間や場所に縛られることなく、自分のペースで働くことも可能です。

例えば、1週間は東京のネイルサロンで働き、次の1週間は地方や関西のネイルサロンで働くなど、場所を転々としながらネイリストとして働くこともできるでしょう。

2.高収入を得れる可能性がある

基本的に正社員は毎月の給料が決まっていますが、業務委託は働けば働くほど稼ぐことができます。

うまくリピーターのお客様を増やすことができれば、毎月の収入が100万円を超えることも夢ではありません。

毎月一定の金額をお給料としてもらうよりも、ガツガツ働いて高収入を得たいと考えている人は業務委託という働き方が適していると言えるでしょう。

なおネイリスト全般のお給料はどれくらいか、どうすれば稼げるようになるかなどは、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください!

3.独立・開業のきっかけになる

デメリットのところでも少し触れますが、業務委託のネイリストとして働く場合、ネイル以外の業務も数をこなさなければなりません。

売上や必要備品の在庫管理 マーケティングや集客など、一正社員として働くよりも幅広い業務を行う必要があります。

しかしこれは逆に言うと、独立や開業をするためのきっかけや準備にもなるのです。

そのためこれまで独立や開業をしてきたネイリストの中には、業務委託として働きながら必要なことを学び、最終的に自分の店舗を開いたという人も数多く存在しています。

ネイリストで業務委託として働くデメリット

ネイルをしている様子

ネイリストとして業務委託という形で働く場合のデメリットは、以下の5つです。

  1. 施術以外の業務が多い
  2. 福利厚生や手当は期待できない
  3. 税金や保険の支払いがある
  4. 確定申告が必要
  5. 備品などすべて自分で用意する必要がある

それぞれの内容について以下で詳しく解説していきます。

1.施術以外の業務が多い

メリットの所でも少し触れましたが、業務委託という形で働く場合はネイルの施術以外の業務が多いのはデメリットと言えるでしょう。

正社員であれば毎日通勤してお客様の施術を行い、その他簡単な業務を行うだけです。しかし業務委託の場合、まずは契約してくれるネイルサロンを探すところから始まり、施樹をするお客様を自分で集客しなければなりません。

超人気のネイルサロンであれば、余ったお客様を担当させてもらうことも期待できるでしょう。しかし比較的小規模なネイルサロンの場合、お客様を担当させてもらう余裕などはほとんどないので、まずは自分の力でお客様を集めるところから始める必要があります。

しかし自分の力でお客様を集めて毎月一定の利益を上げれるようになれば、将来的に独立開業しても失敗する可能性をなくせます。

2.福利厚生や手当は期待できない

基本的に業務委託として働く場合、正社員として受けられる福利厚生や手当なども期待できません

あくまでも個人事業主やフリーランスという形で働くことになるため、残業代や休日手当なども発生しないのはデメリットと言えるでしょう。

3.税金や保険の支払いがある

どの会社にも属することなく業務委託一本で働く場合は、税金や保険の支払いなども自分で行わなければなりません

国民保険や国民年金などの手続きも自分で行い払わなければならないので、税金や保険関連の事務手続きの手間は正社員と比べるとかなりかかります。

4.確定申告が必要

正社員として働いている場合は、毎月会社が勝手に源泉徴収を行って、所得税なども引いた金額をお給料として支払ってくれます。

しかし業務委託のネイリストは、自分で確定申告の手続きを行って、諸々の支払いを行わなければなりません。毎年住民税などもまとまった金額を支払わなければならないので、確定申告の時期は通常の業務と合わせてかなり忙しくなることがほとんどです。

5.備品など全て自分で用意する必要がある

業務委託として働く場合、ネイルの施術に必要な備品などは全て自分で用意しなければならないケースが多いです。

契約の段階でネイルサロンの備品を使用させてもらうことが認められている場合を除いて、業務委託のネイリストは自分で部品を用意しなければならず、一定の経費も発生します。

ネイリストは業務委託で稼げる?給料相場はどれくらい?

ネイルをしている様子

ネイリストの業務委託として働く場合のメリット・デメリットについて理解したところで、一番気になるのは正社員と比べて業務委託は稼げるのかということなのではないでしょうか?

業務委託のネイリストとして働く場合、1番重要となるのは「毎日何時間働くのか・週に合計何時間稼働するのか・1回の施術はいくらにするのか」という点です。

例えば、あるネイルサロンと「月の70%を報酬として受け取る契約」を結んだ場合、上記のポイントが重要となってきます。

具体的な例として「客単価15000円・月に50人対応」した場合、売上は約75万円となります。そこからネイルサロンに対して30%の手数料を支払うと、受け取る金額は約52万円です。手数料はあくまでも目安で、ネイルサロンによって異なるので注意してください。

さらにここから材料費や宣伝広告費などが引かれることが多いので、最終的な手取りはもう少し少ない金額となります。

もちろん報酬の割合がどのくらいになるかはネイルサロンによって異なるので、一概に上記金額が稼げるというわけではありません。

ネイリストの業務委託として働く際の注意点

ネイルをしている様子

業務委託のネイリストとして働く場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?

具体的な注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。

事前に契約書を交わす

業務委託のネイリストとして働く場合、絶対にやらなければならないのが「事前に契約書を交わす」ことです。

契約書を交わさずに業務を始めてしまうと、後から報酬の割合や稼働時間に関してトラブルに発展してしまう可能性があります。

特によくあるのは「お世話になった知り合いに誘われて業務委託のネイリストとして働き始めたけれども、契約書を交わしておらず報酬でトラブルに発展した」というケースです。

知り合いのネイリストの人に誘われたものはいいものの、曖昧なままで働き始めて、思った以上にお金がもらえなかったというトラブルはよくあります。

場合によっては裁判に発展してしまうこともあるので、報酬や働き方に関する決まりごとは、すべて事前に契約書を交わして決めておきましょう。

契約書の内容は必ずチェックする

事前に業務委託契約書を交わす場合でも、言われるがままにサインをすることは絶対にやってはいけません。特に確認することなく業務委託契約書にサインをしてしまうと、後から報酬や働き方に不満があったとしても、契約書を盾に跳ね除けられてしまいます。

そのため業務委託契約書を交わす際には、以下の点についてしっかり確認してから作業を行いましょう。

【業務委託契約書でチェックすべきポイント】

  • 売上報酬の割合…受け取る報酬がどれくらいか、歩合・時給・固定なのか確認すること。
  • 場所代や光熱費などについて…ネイルサロンの場所代や光熱費についてどれくらい支払う契約となっているのか確認すること。

集客サポートがあるか確認する

業務委託として働く上で、もっとも大変なのがお客様を集めることです。

そこでネイルサロンと業務委託契約を交わす際は、必ず集客サポートがあるかどうかというのも確認しておきましょう。

優良なネイルサロンでは、独立開業を支援するための集客サポートが手厚く行われているというケースも多いです。

特に業務委託として働き始めたばかりの時は、うまくお客様を集めることができずに、毎月の家賃や光熱費の支払いで収益がマイナスになってしまうケースもあります。

固定客がついて安定した収益を上げられるようになるまでは、集客サポートを行っているネイルサロンと契約して働くのがおすすめです。

業務委託がおすすめな人・おすすめでない人の特徴

ネイルをしている様子

ここまでネイリストとして、業務委託という形で働く際のポイントについて解説してきました。

そこで気になってくるのが「そもそも自分は業務委託という働き方が適しているのかどうか」ということなのではないでしょうか?

以下では「業務委託がおすすめな人・おすすめでない人」の特徴について解説していくので、自分が本当に向いているのか判断する際の参考にしてくださいね。

ネイリストとして、業務委託という形で働くのがおすすめな人の特徴は以下のとおりです。

  • バリバリ働いて稼ぎたい人
  • 将来独立や開業を考えている人
  • 正社員として働く時間はない人
  • すでに固定のお客様がついている人

次に業務委託がおすすめでない人の特徴についてみていきましょう。ネイリストとして業務委託という形で働くのがおすすめでない人の特徴は、以下のとおりです。

  • 安定した働き方がしたい人
  • まだネイリストとして駆け出し中の人
  • 固定のお客様がまだ少ない人
  • 将来特に独立や開業を考えていない人
  • 税金や保険、その他雑務に時間を取られることなくネイルの業務に集中したい人

業務委託以外のネイリストとしての働き方

ネイルサロン

ここでは業務委託以外のネイリストとしての働き方を4通り紹介していきます。

正社員

正社員のネイリストとして働けば、業務委託として働く場合とは異なり、雑務に時間を取られることなくネイルの業務に集中できます。

また担当するお客様の数が少なかったとしても、毎月一定のお給料をもらえるので、できるだけ安定した環境で働きたいという人には正社員がおすすめです。

アルバイト・パートスタッフ

ネイリストはアルバイトやパートスタッフという形で働くこともできます。

特にアルバイトやパートスタッフという形で働く人は、出産や子育てなどでまとまった時間が取れないが働きたいというケースが多いです。

独立開業

業務委託ではなく、自分で独立開業して店舗を持つという働き方も考えられます。

ただし独立開業する場合、ネイルの施術だけではなく、経営やマーケティング、マネジメントなどに関してもしっかりと学ばなければなりません。

そのためいきなり独立開業して働くというのはあまりおすすめではなく、正社員にアルバイトなどを通じてネイリストに関することを学んでからの方が良いでしょう。

以下では、自宅で独立開業する際のポイントや、メリット・デメリットについて解説しています。独立開業に関して気になっている人は、ぜひ参考にしてくださいね!

フランチャイズ加盟

業務委託として働きたい、もしくは将来的に独立開業を考えているという人におすすめなのが、フランチャイズに加盟することです。

フランチャイズに加盟すれば、既存の会社のブランド力を活用して効率的にお客様を集めることができるだけではなく、経営に関するノウハウも学ぶことができます。

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利益率がかなり高く客単価も他のネイルサロンと比べると高いので、これまでフランチャイズに加盟したことがないという人でも高利益を出しながら安定した経営が可能です!

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まとめ 

ネイルをしている様子

今回は業務委託という形で、ネイリストとして働く際のメリットやデメリット、注意点について解説してきました。

業務委託という働き方はすべての人に向いているわけではありませんが、将来的に独立や開業したいという人にとっては選択肢の一つとしておすすめです。

また現在ネイルサロンに勤めており、自分に見合った収入が得られていないと考えている人は、収入を上げるために業務委託という働き方に挑戦してみるのも良いでしょう。

ただし業務委託は集客が難しいなどの問題もあるので、事前にしっかりと調べてから、自分に適しているかどうか判断することを推奨します。