爪を綺麗に見せるためやネイルをするには欠かせない「甘皮処理」。そんな甘皮処理は、ネイルサロンでも他のネイルケアと含めて約1000〜5000円前後で提供されている人気メニューです。

甘皮処理は、セルフでもできる作業とはいえ、専門的な技術や知識が要求され素人にはかなり難しいとされています。

しかし費用をかけずにネイルを楽しみたいと思っている方の中には、甘皮処理だけはネイルサロンにお願いしようと考えている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、そもそもネイルサロンで甘皮処理だけを頼むことができるのか、やりすぎないための適切な甘皮処理の頻度やメリット・デメリットについて解説していきます。

また甘皮処理を通じて、ネイルを長持ちさせるためのポイントについても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね♪

適切な甘皮処理の頻度やタイミング

ネイルチャート

ネイルサロンで甘皮処理だけをお願いするか考える前に、まずは適切な甘皮処理の頻度やタイミングについて知っておきましょう。

ここではセルフケアもしくはネイルサロンで甘皮処理を行う場合の、適切な頻度とタイミングについて解説していきます。

適切な甘皮処理の頻度

甘皮処理はネイルサロンでも行えますが、必要な道具を揃えばサロンではなく自宅でセルフでも行えます。

しかし、甘皮処理をやりすぎてしまうと爪周りの柔らかい部分に傷ができてしまったり、血などが出てしまっていたんでしまう原因になるので注意してください。

基本的には、ネイルサロンもしくは自宅で行う場合であったとしても、甘皮処理は約2〜3週間の頻度で行うようにしましょう。

なぜなら、一般的にこのくらいの期間が指先の甘皮が伸びるタイミングだと言われているからです。

ただし甘皮が伸びるのは個人差があるので、伸びるのが遅い人は約1ヶ月程度、早い人は2週間程度の頻度で甘皮処理を行うと良いでしょう。

適切な甘皮処理を行うタイミング

適切な甘皮を処理を行うタイミングは、爪周辺に甘皮が伸びてきて、ささくれなどが目立ち始めたタイミングが良いでしょう。

あまり気にしすぎてしまうと、甘皮処理をやりすぎてしまって爪に傷がついてしまう可能性があります。

甘皮処理を行うメリット・デメリット

そもそも甘皮処理は、行うことでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ここでは、甘皮処理を行うメリット・デメリット、そしてセリフで甘皮処理を行うメリット・デメリットについても解説していきます・

甘皮処理を行うメリット

甘皮処理を行うメリットとしては、ジェルネイルやネイルアートなどのネイルがきれいに長持ちすることが挙げられます。仮に、甘皮処理をせずにネイルをそのまま行ってしまうと、甘皮にジェルネイルやポリッシュなどが付着してしまって剥がれやすくなってしまうのです。

特にジェルネイルの場合、甘皮部分が付着してしまうとそこが浮いてしまうこともあり、通常よりもネイルが長持ちしなくなってしまいます。さらにそこから水が入り込んでしまうと、グリーンネイルになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

ちなみにこのグリーンネイルとは、爪に細菌が付着してしまうことにより発生する爪の病気になります。

ジェルネイルは、ポリッシュなどと異なり自分自身ではオフすることが難しいので、オフするためにネイルサロンへと行かなければなりません。

そのため甘皮処理を怠ってジェルネイルが浮いてしまった人の中には、もったいないし行くのが面倒として放置してしまうことも…。

しかし、ジェルネイルやネイルアートなどのネイルを行う前にしっかり甘皮処理を行っておけば、グリーンネイルになる心配もなく、ネイルを長持ちさせることが可能です。

このように、甘皮処理は病気になることを防ぐだけではなく、ネイルを長持ちさせてくれる役割も果たしてくれます。

甘皮処理を行うデメリット

甘皮処理を行うデメリットとしては、爪が原因で細菌に感染してしまうリスクがあることが挙げられます。ただし、これは甘皮処理をやりすぎてしまうことによって、爪周りの柔らかい部分に傷ができてしまったり、血ができるほど深く処理してしまったりする場合にのみに起きる現象です。

適切に行えば細菌に感染するリスクもありませんので、安心してください

甘皮処理をセルフで行うメリット

次に、甘皮処理をセルフで行うメリットについて見ていきましょう。

【甘皮処理をセルフで行うメリット】

  • 費用がかからない
  • ネイルを長持ちさせることができる

甘皮処理をセルフで行うデメリット

最後に、甘皮処理用セルフで行うデメリットについて見ていきましょう。

【甘皮処理をセルフで行うデメリット】

  • 費用がかかる
  • やりすぎてしまう
  • やりすぎが原因で細菌感染のリスクが高まってしまう
  • 中途半端にやってしまうとネイルが浮きやすくなってしまう

ネイルサロンで甘皮処理だけはできる?相場も解説

ネイルチャート

ここまで甘皮処理を行うメリット・デメリットについて解説してきました。それでは、ネイルサロンでは甘皮処理だけをお願いすることはできるのでしょうか?

以下では、ネイルサロンで甘皮処理だけをお願いすることができるのか、甘皮処理だけを行う場合の費用相場について解説していきます。

ネイルサロンで甘皮処理だけをお願いできるの?

結論から言うと、ネイルサロンで甘皮処理だけをお願いできるかどうかはサロンによって異なります

そもそもネイルサロンによっては、甘皮処理だけを独立で行っているところと行っていないところがあるのです。また一般的なネイルサロンでは、甘皮処理をネイルケアに含んでいるところが多いです。

そのためネイルサロンで甘皮処理だけお願いしたい場合は、その旨を伝えて、サロンは対応してくれるかどうか確認しておくと良いでしょう。

甘皮処理の費用相場

ネイルサロンでの甘皮処理の費用相場は、約1000〜5000円前後です。

なぜこのように費用にばらつきがあるかというと、上述でも少し解説したように、甘皮処理だけを行っていないネイルサロンがあるためです。

ネイルサロンによっては甘皮処理をネイルケアに含んでいるところもあり、そういったところでは費用相場が甘皮処理だけの場合と比較すると高くなってしまいます。

甘皮処理をセルフで行う場合の正しい手順を現役ネイリストが解説

ネイル浮き

甘皮処理をしたいと考えている人の中には、ネイルサロンではなくセルフで行うとしている人も多いのではないでしょうか?

間違った方法で、甘皮処理をセルフで行ってしまうと、やりすぎてしまったり、細菌感染のリスクが高まってしまったりなど様々なデメリットがあるので注意が必要です。

ここでは、現役ネイリストが甘皮処理をセルフで行う場合の正しい手順を解説していくので、自分でやろうと考えている人はぜひ参考にしてくださいね!

甘皮処理に必要な道具を用意する

まずは、甘皮処理に必要な道具を用意しましょう。一般的に、多くのネイリストが利用している甘皮処理に必要な道具は以下のとおりです。

【ネイリストも使ってる!甘皮処理に必要な道具の例】

  • 40℃前後のお湯
  • ガーゼ
  • コットン
  • キューティクルプッシャー
  • キューティクルリムーバー
  • ニッパー
  • ネイルオイル
  • ハンドクリーム

上記で紹介している必要な道具の中でも、キューティクルリムーバーについては必ずしも必要になるというわけではありません。もっとも、キューティクルリムーバーを利用することによって、甘皮処理を行うことによって生じる爪への負担を軽減することができます。

余裕がある人は、甘皮処理を行う際にキューティクルリムーバーも用意しておくと良いでしょう。

甘皮処理をセルフで行う手順1.甘皮をできるだけ柔らかくする

甘皮処理を行う際には、まずできるだけ甘皮を柔らかくすることが重要です。硬いままで作業を進めてしまうと、爪に大きな負担を与えてしまいます。

まずは、用意したお湯に指をしばらくつけてふやかしていきましょう。指をふやかすことによって、爪の甘皮も柔らかくなり、古くなってしまった角質であるルースキューティクルが簡単に除去できるようになります。

次に、用意したキューティクルリムーバーを甘皮周辺に塗りましょう。お湯だけでも十分に古くなった角質をふやかすことができますが、キューティクルリムーバーを使うことによってさらに硬い状態の甘皮や角質などを柔らかくすることができます。

甘皮処理をセルフで行う手順2.キューティクルプッシャーを使う

甘皮をできるだけ柔らかくしたら、次にキューティクルプッシャーを使って爪を押し上げていく作業に移っていきます。

キューティクルプッシャーを使う際には、爪とキューティクルプッシャーの角度が45度くらいになるようにして、爪の表面やサイドを押し上げながら優しくこすっていきましょう。

また甘皮周辺を処理する場合は、キューティクルプッシャーを90度に立てて、爪を押しつぶさないように気をつけながら優しく押し上げていきます。力を入れすぎてしまって爪を押しつぶすように圧力をかけすぎてしまうと、爪が痛んでしまうので注意してください。

また作業を始めてもなかなか甘皮が硬くて取りにくいという場合は、再度用意したお湯に漬け込んだり、キューティクルリムーバーを塗り直したりすると良いでしょう。

根元までしっかりとキューティクルリムーバーを使って処理を行ったら、指周りについた不要な汚れを用意したガーゼやコットンなどを使って拭き取ってください。

甘皮処理をセルフで行う手順3.浮き上がった甘皮をニッパーで処理する

ここまでで爪周りに付着していた不要な汚れを取り除くことができました。そしたら次に、ニッパーを使って浮き上がった甘皮を処理していきましょう。

この際、無理に甘皮を処理しようとニッパーで切りすぎてしまうと、爪が傷ついたり、出血したりするリスクが高まります。

やりすぎてしまうと細菌感染のリスクも高まってしまうので、甘皮処理を行う際には、浮いた甘皮だけにしておきましょう。

甘皮処理をセルフで行う手順4.処理を行った爪をケアする

甘皮をニッパーで取り除いたら、最後に処理を行った爪のケアすることを忘れてはいけません。用意したネイルオイルやハンドクリームを使って、爪が保湿されるようにケアを行いましょう。

先にネイルオイルを爪全体に塗った後、乾いてからハンドクリームを爪の先端までしっかりと塗りこめば甘皮処理は完了となります。

甘皮処理をセルフで行う際の注意点

ネイルサロンの店長

セルフで甘皮処理を行う際には、次のような点に注意しましょう。

【甘皮処理をセルフで行う際の注意点】

  • 甘皮を切りすぎない…爪から細菌が入ってしまうため
  • 甘皮を強く押し上げない…爪に負担がかかってしまうため
  • 適度な頻度で甘皮処理をする…やりすぎてしまうと負担がかかるため
  • 爪周りに傷がある時は甘皮処理をしない…傷が悪化してしまう可能性があるため
  • 痛みを感じたらすぐにやめる

甘皮処理だけではない?ネイルを長持ちさせるためのポイントとは?

ネイルを長持ちさせるためには、甘皮処理を行うだけでは足りません。日常から爪周りの保湿を行うことが、ネイルを長持ちさせるためには重要なポイントとなります。

保湿をする際には、ネイルオイルを使って爪が乾燥しないように防ぎましょう。爪が乾燥しないように防ぐことによって、ネイルが想定よりも早く剥がれてしまうことを防げます。

ネイルオイルやハンドクリームを使って保湿を行う際には、爪の根元だけではなく爪先全体を意識してマッサージしながら行うことで、爪の血行を良くしてきれいな爪を維持でき流ので試してみてください。

まとめ:甘皮処理はネイルサロンにお願いするのがおすすめ

ネイル

今回解説してきたように、甘皮処理はかなり複雑で専門的な技術や知識が要求とされます。

パッと見ただけでは問題がないようにも見える爪ですが、実は甘皮処理をすべきではないタイミングなどがあるので、素人ではなかなか適切に行うというのが難しいです。

大事な爪を痛めないためにも、できるだけ甘皮処理はセルフで行うのではなくネイルサロンにお願いするようにしましょう。

BARONでは、甘皮処理をはじめとして、ウォーターケアや保護トリートメントなど、ケアのみからの相談も承っています。

甘皮処理だけでもプロにお願いしたいとお考えの方は、ぜひ1度BARONへご相談ください!